日本あれこれ100選で見る宮城
■涌谷町
奥州三観音の1つである箟岳観音(他は富山観音、牧山観音)は、標高232mの箟岳山の中心に鎮座し、周辺に16の坊を数える一山寺院。
802年、坂上田村麻呂が鎮護のために、京都清水寺の十一面観音を勧請、当時はこの山が非常に霧の深いところから霧岳山正福寺と称したが、849年慈覚大師が布教にこの地にして堂字を増建、無夷山箟峯寺と改称、以降殺生禁止、女人禁制の聖地としてきた。
観音堂は2度焼失し、現在のものは1851年に再建されたもの。奥州33霊場9番札所。
奈良時代、聖武天皇によって東大寺の大仏(銅で鋳造した後に鍍金する金銅仏)が建立されていた時、
この鍍金用の金が不足し大仏の完成が危ぶまれていた。
そこへ749年に涌谷から日本で初めて産出した砂金900両(約13kg)が陸奥国守百済王敬福によって献上され、
この砂金によって大仏は無事完成した。
これを喜んだ聖武天皇は年号を天平から天平感宝へ変え、大伴家持は初産出金を祝して歌を詠み、万葉集に残した。
「すめろぎの 御代栄えんと東なる みちのくの山に金花咲く」
■美里町
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